あまね

球体関節人形製作の記録

かぐや姫の物語

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観てきました、かぐや姫の物語


高畑勲監督の作品は火垂るの墓以来でしょうか…
映画館で観るジブリ作品としては魔女の宅急便以来かな、あまりそれは意識しませんでしたが。


近所の映画館で上映するというので何と無く観に行ったのですが…
うーん、良かった…


そうだなぁ、人間は死ぬよな。
鳥や虫や獣、草や花と同じ。
でも何で生まれてくるとか、何のために生きているかなんてボヤけたままに、退屈に身を任せ庭を作ったりして過ごす日々。

で、その時は突然やってくるのだけど。
もっと幸せになりたかったとか、もっとこうしたかったとか…
その時に改めて思うのかもしれないのだけれど、それでもやっぱり仕方が無いんじゃないかな…とか考えながら。


途中から、竹取物語ではなくひとりの人間の一生の物語として観ていました。
そして絶えず流れる生命の、繰り返しの物語。


私たちが生きる幻のような世界の、幻のような映画。とても美しい映画でした。


映画館出る時こんなに悲しい気持ちになったのも火垂るの墓以来かも…
でも本当、観て良かった。