花と人形
今日はコサージュを作りました。
人形の衣装や小物の制作に、花のイメージを取り入れる事が出来たら…と軽い気持ちではじめたフラワーアレンジメントでしたが…今では花は花として面白いと思うようになりました。
フラワーアレンジメントは、自然に咲いていた花で作品を作ります。
この花は本当ならばもう少し長く咲く事が出来たかもしれない…そう思うと作品作りに痛みのようなものを感じますが、枯れない花では絶対に美しいものなど出来ません。
対して人形制作は生命の無い粘土に命を吹き込む作業です。
一度人形の姿になればいつまでも変わる事無く、壊されない限りは永久にそのままの姿です。
全く逆のようでいて、私には何故だかとても似ているもののように思えます。
どちらもいい加減には出来ないのは、おそらく素材から作品になってゆく過程に何か目に見えないものがあるからなのでしょう…
私にとっての花と人形、今すぐにではないけれど、いつか自然と結びついてくるような気がしています。